生活
2024.09.30
自転車事故の備えしてますか?
個人賠償責任保険は、個人が日常生活の中で他人の身体や財物に損害を与え、その賠償責任を負った際に保険金が支払われる保険です。例えば、以下のようなシチュエーションで補償されることが多いです。
・自転車事故・子どもの過失・ペットの事故・日常の不注意などで、特に自転車事故では、数千万円以上の損害賠償が発生するケースもあります。個人では賠償しきれないような金額にも対応できるのが大きなメリットです。
高額支払い事例
9,521万円(神戸地方裁判所、平成25年7月4日判決)
事故の概要
当時、11才の男児が夜、自転車で走行していたところ、歩道と車道の区別のない道路において歩行していた62才の女性と正面衝突しました。その女性は、頭の骨を折るなどし、意識が戻らない状態となったものです。
9,266万円(東京地方裁判所、平成20年6月5日判決)
事故の概要
当時、男子高校生が昼間の時間帯に、自転車横断帯のかなり手前の歩道から車道を斜めに横断していたところ、対向車線を自転車で直進していた24才の男性会社員に衝突したものです。衝突をされた男性会社員には言語機能の喪失などの重大な障害が残りました。
個人賠償責任保険は、日常生活の中で他人に迷惑をかけてしまったときに大きな助けとなる保険です。特に自転車事故や子ども・ペットが関わる事故などは想定外の高額な賠償請求が発生することがあるため、備えとして検討する価値があります。
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